ついに購入してしまいました。Dji Osmo Pocket 延長ロッド(extension rod)。
結論から言うとOsmo Pocketユーザーは絶対に購入しておいて損は無いです。
少し使ってみましたが、Osmo Pocketを完全体に進化させるために必要なピースがやっと揃った!という感じです。
機能や使用方法、使ってみた感想なども含めて詳しくご説明します!
Osmo Pocket延長ロッドの詳しいスペック/機能
Osmo Pocket延長ロッドを開封するとこんな感じです。
重量は199gと非常に軽く、収納時の全長は235㎜とバッグにも楽々入るコンパクトさです。
ちなみに延長ロッドを最大まで展開すると755㎜まで伸ばすことができます。俯瞰の撮影などもしやすくなりますね。
各パーツの説明は下記の通りです。
①ホルダー
→Osmo Pocketを先端に固定。8ピンコネクターを通じて接続することで手元のコントローラー部分で操作ができるようになります。
②コールドシュー
→LEDのライトや撮影用のマイクなど軽量のアクセサリーを設置できます。
ボタンの部分の機能をご説明です。
③ジョイスティック
→ここでジンバルのチルトとパンをグリグリと操作できます。これがあるだけで撮影の幅がメチャクチャ広がりますね。
④Fnボタン
→1秒間の長押しで電源のON・OFFが操作できます。
2回押すとジンバルの再センタリング。動画と写真の切り替えなどもここでできます。
⑤シャッター/録画ボタン
→カメラビューの時に押すとシャッター・録画が開始されます。
⑥ボタンR
→セルフィーなど自撮りしたい時にカメラの向き切り替えるボタンです。FPVモード以外の時に押すとジンバルの角度を固定することができます。
⑦ボタンC1
→チルトロック/フォロー/FPVモードなどジンバルのモードを切り替えます。
⑧ジョイスティック制御スイッチ
→スイッチを切り替えることでジョイスティックの制御モードを変更することができます。
上が360度グリグリ動かせるモードで、下が上下左右のみの動きだけに制限できるモードです。地味に嬉しいですね。
⑧ボタンC2
→ジンバルのモードが「チルト固定」または「フォロー」の時、ボタンを押すと他のモードに切り替えることができます。FPVモードの時は使用できません。
⑨1/4インチの取り付け穴
→底面には固定用の三脚や追加アクセサリーなどを取り付けられる1/4インチの取付穴が空いています。持ち手の部分にはストラップ穴も空いているので落下防止用のストラップも取り付けられます。
⑩スマートフォン固定ホルダー
→スマートフォンを固定してモニターできます。対応する最大幅は83㎜まで。結構がっちり固定されるので外れて落ちるなどの心配はなさそうです。
Osmo Pocket本体との接続方法
先端のアダプター部分を開くとこんな感じになっています。8ピンコネクターが配置されています。
取り付ける時はOsmo Pocket本体のアダプターを外して、延長ロッドとドッキングします。
公式アクセサリーだけあって接続した時の安定感と安心感がサードパーティー製のアクセサリーとは全く違います。見てくださいこの恍惚とした表情。Osmo Pocketが心なしか嬉しそうに見えませんか?(見えない)
Osmo Pocket延長ロッドを使ってみて分かった良いところ3つ
外で実際に延長ロッドを使って撮影してみました!使ってみて分かった延長ロッドの良いところをまとめてみます。
操作性が格段にアップ/撮影の幅が大きく広がる
グリップの部分がマッドな仕上がりになっているので非常に持ち心地が良いです。滑りにくいだけではなく、長時間持っていても疲れにくくなっています。
手元のスマートフォンでモニタリングしながらパンやチルトの調整、ジンバルモードの切り替え、カメラの向き反転などがスムーズにできるので撮影がかなりスムーズになります。
個人的な感想としては、拡張キットのコントロールホイールを装着するよりも、延長ロッドの方が使い勝手は良さそうだと思いました。
延長ロッドを装着すると、手持ちでは出来なかった俯瞰での撮影や、足元ギリギリのカットの撮影など、撮れる映像にもバリエーションを出すことができます。Osmo Pocketの潜在能力を引き出すにはマストのアイテムなのではないでしょうか。
Osmo Pocketの弱点、「画角が狭い」を軽減できる
自撮りをよくするという方にとってOsmo Pocketは若干画角が狭いという部分が難点と言われていますが、延長ロッドを装着することで見事にそれを克服しています。
Osmo Pocketで撮影したことがある方は体感されていると思いますが、手を伸ばして撮影すると1人の場合は大丈夫でも、2人分の顔はなかなか収まらない位の画角なんですよね。延長ロッドをつけてちょうど良い感じの距離感になったな〜という印象でした。
手持ち撮影で気になる「縦揺れ」がさらに抑えられる
これは予期していない副産物だったのですが、手持ちでの撮影でどうしても出てしまう小さな縦揺れを、延長ロッドによって更に軽減することができます。
Osmo Pocketに延長ロッドを装着することで、縦揺れを気にして慎重に歩く生活ともおさらばできるのです。
またハイパーラプスの撮影をする時も、細かな揺れが軽減されるので、より美しい動画に仕上げることができるのではないかと思います。
Osmo Pocket延長ロッドのここが惜しいポイント
有線ケーブルで接続すると見た目がちょっと悪い
手元でOsmo Pocketの映像をモニタリングするためには、Osmo Pocketとスマホを一方がType-C、一方がLightning端子になっているケーブルで接続する必要があります。
無線モジュールで接続するとスッキリするので検討はしていたのですが、やはり遅延などが起きると考えると有線が確実ではないかと判断しました。
僕は余裕を持って1m位のケーブルを購入したのですが、これがちょっと長かった。
余った部分をロッドの周りに巻きつけてみましたが、どうも見た目が美しくないですね。
もっと良いケーブルのまとめ方があるんだと思います。
恐らくちょうど良い長さは0.5〜0.6m位なのかな?
もう少し短いケーブルを改めて購入しようと思うのでその時はご報告しますね。
どうしても「撮影してます感」は出てしまう
僕が考えるOsmo Pocketの1つの良さは、コンパクトで目立たないので「カメラを構えている感」を抑えることができることなのではないかと思っています。
中には仰々しくカメラを構えるのに適していない場所や、カメラを向けられることがちょっと苦手…という方もいるんじゃないでしょうか。
実際、おモチさん(妻)はカメラを向けられると緊張して表情が強張ってしまうことが多いのですが、Osmo Pocketだと撮影感が緩和されるからか、割と自然な表情を撮れることが多いです。
延長ロッドによって撮影のしやすさは格段に高まるということは確かです。ただロッドを伸ばせば当然大きく目立つようになってしまうので、被写体に警戒されてしまいますし、Osmo Pocketの1つの良さを消してしまう恐れがあるという点は踏まえておく必要があります。
「撮影場所」や「目的」によってうまく使い分けていけると良いのではないでしょうか。
Osmo Pocketを完全体にするためには延長ロッドの装着がマスト
惜しいポイントを捻り出してはみましたが、正直なところどれも工夫次第で解消できることなので、総合的に見れば良いところしかありません。
Osmo Pocketの弱点をうまく補いながら、ポテンシャルを最大限に引き出してくれる延長ロッドは、Osmo Pocketユーザーなら必ず持っておいて間違いないアイテムだと思います。
手元でOsmo Pocketの全ての動きを軽快にコントロールすることができるのは非常に快適です。ぜひ一度装着してこの操作感を体感して欲しいです。
直感的に「あ、これ完全体になったわ」と理解できるはず。
今後もう少し延長ロッドを使ってみながら、具体的な撮影の仕方やTipsなどをまとめ行く予定でございます。お楽しみに!